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月曜日の取引開始直後の始値が、金曜日の終わりから乖離して取引が開始されことを窓開けと言います。金曜日に急激なトレンドが発生していたり、土日に地政学的事案が発生したりすると月曜日の開始時の注文が多くなり、ローソーク足が連続してつながらない程の値動きをすることがあります。通常、前後のロウソク足は、終値と始値が一致して連続的な値動きをしますが、終値と始値が一致しなくなります。
2018/03/05 月曜日の窓開け
窓開けした乖離を戻そうとする傾向が強くあります。つまり金曜日の終値まで戻そうとする値動きが発生しやすくなります。乖離が大きいほど、窓埋めも早まる傾向があります。数時間で穴埋めができてしまうこともあれば、数日掛けて穴埋めをすることもあります。
2018/03/05 月曜日の窓埋め
窓開けした乖離を戻そうとする窓埋めの傾向を利用したトレードを行います。月曜日も取引開始直後に窓開けをしていたら逆張りでポジションを持ち、金曜日の終値まで戻したら決済を行う手法です。窓開けによる乖離は、取引開始直後が最も大きく短期間で乖離が解消されることもあるので、取引開始直後にポジションを持つ必要があります。
USD/JPYとGBP/JPYを比較すると、値動きの激しいGBP/JPYの方が窓開けの幅が大きくなる傾向があります。
月曜日の取引開始時間は、日本時間では、夏は6:00、冬は7:00となります。私を含め夜型の人にとっては、起きられない時間帯かもしれません。窓開けが必ず発生するとも限らないので、早起きをしてもトレードチャンスが無いことがありえます。大きな窓開けをしたい際に、逆張りでのポジションを発注するMT4のEAを利用します。
※窓開け、窓埋めを利用したEAについては、別途、記事を用意しようと思います。
月曜の開始直後は、取引量が多くなるためスプレッドが拡張する傾向があります。スプレッド負けにより利益が出にくくなることもあります。
FX口座によっては、レート配信開始は6:00(夏時間),7:00(冬時間)から実施されるもののEAでのトレード開始時間がズレていることがあります。窓開け時間帯にトレードができないFX口座では、窓開けを狙ったトレードを行うことはできません。
例)
取引時間帯の特性については、下記記事も参考にしてください。