EAの突然の停止で原因解析

投稿者: | 2019-10-22
EAの突然の停止で原因解析

EA改修後の動作不良


検証中のEAを日々、課題点の原因を調査して改修していますが、改修後、突然動作しなくなりました。結果から言うと、改修時のバグでした。本業、家庭(育児)の都合もあり、原因調査に時間を割くことができず、3日程、EAが正常に動作しませんした。

EA不良状況


EAは起動するのですが、組込んでいるシグナルロジックでポジションが発注されるはずなのに、ポジションが発注されませんでした。「ワイルダーの定義」「うねり取り」をベースにし、 複数ポジションをトレンドの流れに合わせて発注するEAのため、ポジションの発注が滞るとトレンドについていけず、含み損が多くなる仕組みになっています。
ちょうど、イギリスとのEA離脱の合意が見えてきたとのニュースもあり今までのトレンドから大きな反発があったタイミングでしたので、反発に向けたポジションが発注できずに、含み損が多くなってしまいました。

原因


ボンミスです。

一定間隔内に、複数ポジションを大量に保持しないように改修を入れたのですが、コピー&ペーストで不要な「return」を含めてしまいポジションの発注前に処理を中断してしまっていたことが原因です。

当初、ポジションの持ち過ぎが原因かと思い調べてみましたが、口座会社により最大保持ポジション数はことなるようです。今回、問題が発生した私のデモ口座のGemTradeでは、最大保持ポジションは無制限とのことです。XMでは、200までとなっているそうで、200を超えると削減依頼のメールが送られてくるとのブログがありました。

教訓


検証中のEAと言うこともありデモ口座を利用していたので、実害はありませんが、3日で16万近い含み損を抱えてしまいました。 トレンドが大きく発生していた時期でしたので含み損の額が大きくなっています。検証中のEAはトレンドに乗りやすいロジックですので、本来ならば利益がでるはずでした。
今後の反省点は以下の通りです。

  • バックテストを行う
    バックテストを行えば、バグの発見はできたはずなのですが、端折ってしまいました。
  • 解析用(デバック用)ログを組込む
    処理がどこで中断したのかを確認しやすいように、 解析用(デバック用)ログを組込みます。

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カテゴリー: MT4