BB (ボリンジャーバンド(Bollinger Bands))でトレンドを見極める

BB(ボリンジャーバンド(Bollinger Bands))とは


BB(ボリンジャーバンド(Bollinger Bands))は、標準偏差を利用した指標となります。




計算式


標準偏差:σ(シグマ)
σ=√(期間×期間内の終値の2乗の合計-期間内の終値の合計の2乗) ÷ (期間 ×(期間-1))

±1σライン:移動平均線の数値±標準偏差
±2σライン:移動平均線の数値±2×標準偏差
±3σライン:移動平均線の数値±3×標準偏差

統計学的には、各標準偏差値内には以下の確率でおさまります。
±1σ(シグマ)内に値動きが収まる確率 68.3%
±2σ(シグマ)内に値動きが収まる確率 95.5%
±3σ(シグマ)内に値動きが収まる確率 97.7%

ただし、この確率は保証されたものではありません。相場は、トレーダーの意志が動かすものなので、統計にそぐわない動きをすることもあります。

バンドウォーク


±2σ付近にローソク足が集中して上昇、下降し、相場が加熱している状態です。

エクスパンション


ボリンジャーバンドの幅が拡がっている状況をエクスパンションと言い。相場にトレンドが発生している状態です。順張りの手法が有効です。
幅が広がり始めるタイミングでエントリーし、幅が閉じかかるタイミングでクローズします。

スクイーズ


ボリンジャーバンドの幅が狭い状態をスクイーズと言います。相場の動きがなく、レンジ相場となっている期間です。逆張りの手法が有効です。
BB(ボリンジャーバンド)は、バンドウォークを判定したトレント相場前提のシグナル判定もありますが、レンジ像場での逆張りを前提としたシグナル判定をするのが定石です。スクイーズの幅が狭まるとトレンド発生の可能性が高まります。赤枠部分で収縮しており、その後、トレンドが発生しています。

BB(ボリンジャーバンド(Bollinger Bands))とは


  • 順張りでの利用

    スクイーズ発生後のトレンド相場を見極め、トレンドフォローでの順張りトレードを行います。

  • 逆張りりでの利用

    一定幅で横這いに動く場合はレンジ相場となっており、±2σの上下幅での逆張りトレードを行います。

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