テクニカル分析
テクニカル分析とはチャートから今後の値動きを予測する分析です。チャートは全てを語ります。どうファンダメンタル分析をしようがチャートには全ての要因が含まれた結果が表れています。チャートを分析することで、今後の流れを予想することもある手度は可能です。ただし、チャートは過去の累積でしかありません。今後の未来を保証するものではありません。チャートの碇石に反して投資家心理により値動きが発生します。
相場判断の重要項目
相場判断の重要項目として下記の3つがあると言われています。
- 流動性
- ボラリティ
- チャート
テクニカル指数の注意点
重大ニュースでトレンドが大きく変化すると、テクニカル指標は意味がありません。理屈抜きの動きをします。大きなニュースがないときは、テクニカル指標は、ある程度、理屈通りに動きますが、過去データを基準にした統計で、未来を約束する指標ではありません。
テクニカル指標が有効な場合、無効な場合を理解する必要があります。100%確実な指標はありません。
聖杯探しは、無意味です。
「有効な場合」
- なだらかなトレンドがある場合
- 全く、動きがない場合
「無効な場合」
- 突発重大ニュースが発表され、急激な変動が発生した場合
- 全く、動きがない場合
各種指数の参考ポイント
大きな暴落があった際の底値は、今後の暴落時の底値の基準に成り易くなります。ここ10年を振り返ると下記タイミングで大きな暴落がありました。
- 2008年:リーマンショック
- 2013/03/11:東日本大震災
- 2016年:チャイナショック
トレンド系
トレンドを判断するには、下記3種類による分析を行います。トレンド分析を行うための三種の神器です。
- ローソク足ダブルトップとダブルボトム
- 移動平均曲線クラインビルの法則のクランビルによって提唱されたチャート分析です。
- SMA (Simple Moving Average):単純移動平均線
- EMA (Exponential Moving Average):指数平滑移動平均線
- トレンドライントレンドの終わりとなるラインとなるので、天井と底の確認を行います。
- MOMENTUM
- パラボリック
オシレータ系
オシレーターとは
- RSI
過去の一定期間で、上げ幅、下げ幅の割合を算出して、買われ過ぎ(上げ過ぎ)、売られ過ぎ(下げ過ぎ)を判定する指標となります。買われ過ぎ(上げ過ぎ)たから下がるだろう、売られ過ぎ(下げ過ぎ)たから上がるだろうとの逆張りを前提とした手法となります。レンジ相場には向いていますが、トレンド相場では機能しない指標となります。
- ストキャスティクス(STOCHASTIC)
- MACD
- RCI
- サイコロジカルライン
- 移動平均乖離率
- エンベロープ
- ボリンジャーバンド
- ピボット
- ADX
- ATR(Trading Average True Range)
その他
- フィボナッチ3割を切ると押し目買いのタイミングとなります。5割を切ると反転の可能性が高まります。
- バンドウォーク
- GMMA
- 乖離トレード
- ボラティリティ
テクニカル分析の組み合わせ
- トレンドを確認する
- オシレータで加熱度を計る
- MACDでトレンドを再確認する
- ボリンジャーバンドで偏差値を計る
- 一目均衡表で確認