LinuxのWineでMT4を利用して自動売買を行う。

2018/08/13 EURUSD





LinuxでMT4を利用するには


Windows用、Mac用のMT4は提供されていますが、Linux用のMT4は提供されていません。ただし、Linuxでは、Windowsアプリケーションを動作さることができるWineと言われるエミュレータがあります。
Linuxでもエミュレータ経由でMT4を起動させることができます。




Wineで設定するWindowsバージョンについて


Windowsにも複数バージョンがありますが、WineではWindowsのバージョンを選択することができます。Windowsのアプリケーションによっては、古いWindowsのバージョンでは動作しないことがありますので、Windowsのアプリケーションに合わせ、Windowsのバージョンを選択する必要があります。MT4をWineにインストールしようとしたところ、WindowsXPの設定はではエラーとなりました。Windows7に変更後、再度、チャレンジしたところ、MT4を正常にインストールすることができました。

LinuxのWineでMT4を利用した結果


Linuxのディストリビューションの一つであるZoriOSにWineをインストールして、Wine経由でXMのMT4インストールしたところ、一部問題はあますがMT4の起動はできました。確認できた動作と問題のあった動作は、下記の通りです。

確認できた機能

  • 各種ペアー毎のチャート表示
  • 保持しているポジション一覧

問題のあった機能

  • 一部機能で文字化けが発生

気になった点

  • Wineというエミュレータ経由でMT4を実装しているため、エミュレータでのリソース消費(CPU,メモリ等)分の負荷が追加になるので、レスポンスを気にしています。FXトレードでは、瞬時の値動き確認、発注、決済が必須なので、実トレードに耐えられるレスポンスかどうかが気になりました。特に雇用統計等の指標発時に、スキャルピングを行えるレスポンスレベルかどうかをm今後、検証してきたいと思います。

自動売買の検証


今後は、EAでの自動売買についても検証を行っていきたいと思います。

VPSでの検証


今回は、ノートPCのZoirnOSをインストールして検証しましたが、VPSのCenOSでも検証してみたいと思います。