株式関連で読んだ書籍をご紹介させていただきます。
コンテンツ
著者:相場師朗
書評
うねり取り手法の第一人者である相場師朗氏が、うねり取りについて解説しています。「株は技術だ!」とのことで、日々トレードの練習をするように主張しています。うねり取りとは、レンジ相場で相場の動きに合わせ複数ポジションを持ち、利益を確定してゆく手法です。著者;下山 敬三
資金を5分割して売り、買いポジションを織り交ぜてリスクをヘッジしながら利益を確定してゆく手法を紹介しています。
両建手法で損益を限定する手法を用いているため、損切によるロスカットをしない手法となります。含み損を抱えながらのトレードとなるため、精神的負担の抱える手法です。著者の下山 敬三もこの点は指摘しています。
複数銘柄でリスク分散をせず、特定銘柄でのみトレードすることを勧めています。著者の下山 敬三はブリジストン株のみでトレードしているそうです。
チャートのテクニカル分析やマーケット情報によるファンダメンタル分析をすることで、確率を高めることはできますが、100%確実に株価の値動きを予想することはできません。株価を予想するのではなくトレンドに沿ったトレードをすることを勧めています。
複数ポジションを持つ手法としては、相場師朗のうねり取りと似たトレード手法ではあります。うねり取りの図書と合わせて読むと理解し易いと思います。
著者;林 輝太郎
読み手を選ぶ書籍です。対談形式の内容が多いのです。喧嘩口調の対談が多く厳しい口調、表現が目立ちます。読んでいると疲れます。
また、初版が1998年と昔のため、古めかしい内容も多いです。
著者の林 輝太郎は、中源線建玉法をベースとしたうねり取り、つなぎ売りをトレードスタイルとした昭和の代表的な相場師です。
中源線建玉法は昔からあるトレード手法で、うねり取り、つなぎ売りに派生しています。
小沢 實 (著)
酒田五法に通じるローソク足による相場を判定する手法を解説している書籍です。ローソク足による相場判定は江戸時代からあり、当時は米相場を対象としていました。本書では、各ローソク足の状況による相場判定を細かく紹介してくれています。
上岡 正明 (著)
レンジボックスの株価を底値のサポートラインで買い、天井のレジスタンスラインで売る手法を紹介している図書です。株は一定間隔でうねりを持っており、 底値のサポートラインまで値を下げることを前提とした手法のため、新興株の様に上昇トレンドがある株や、極度の業績不振(倒産の危機)に陥っている企業の株には向きません。
フルスロットルでの一括買いは推奨しておらず、リスク分散のための分割買いを推奨しています。底値のサポートラインを第一サポートライン、第二サポートラインに区切り、それぞれで買いを入れます。
株式関連書籍は数多く出版されていますので、参考にしてみてください。
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