プロスペクト理論で投資心理を理解する




プロスペクト理論とは


プロスペクト理論とは、行動分析学の一つで、10万円得した時には+1の喜びがあるが、10万円損した時には、-2の痛みがあると言った理論です。
また、損益時の痛みは、20,30万損してもも痛みは変わらないと言った特性があります。だからこそ、早めの損切が必要になります。

投資における人の心理


  • 人は、損をするのが嫌い
  • 人は、損をすると取り返したくなる
  • 人は、損をする怖さに耐えられない

クールダウンが必要


負けが続くと負けを取り戻そうと無理な取引をしたくなりますが(一括千金を狙った大口トレードをしようとしたり)、冷静になって損切、トレードを一時的に止める勇気が必要です。
熱くなって失敗した後に冷静になり反省をする経験を何度か積まないと持てない勇気です。

投資金額が大きくなると、恐怖心も大きくなる。


10万で5万円儲けるのと、100万円で50万儲けるのでは、メンタルが違います。
利益率は同じですが、金額が大きくなると損失が大きくなった際の影響を考えるとメンタルの差が出てきます。
人間は、損をすることへの恐怖心が強くなり、大金を儲けるためのリスクに対しても恐怖心が生まれてきます。