突破的な値動きでの戻り(リバウンド)のタイミングについて




戻しのタイミング


短時間に急激に上下するチャートでは、戻しが発生し易くなります。戻りが発生するタイミングをどう見極めるかが重要です。今回は戻しのタイミングについて纏めてみます。

チャート分析


下記のチャート図は、2017/10/17 9:40頃のEUR/JPY、USD/JPYの1分チャートです。9:35から9:40に掛け急上昇していますが、9:40頃を境目に戻りが発生しています。EUR、USD共に円安に進んでいます。メジャー通貨のEUR、USDで円安が進んでいるということは、一時的ではありますが、相場全体で円安傾向にあったことがうかがえます。つまり、戻しもほぼ同じタイミングで発生することになりますが、若干のタイムラグ発生しています。
 

USD/JPY


9:40に陰性となり戻りが発生しています。EUR/JPYより先行しています。
9:38にひげが現れ、戻りが発生する予感はありますが、9:39には大幅な上昇があり、だましとなりました。

 

EUR/JPY


9:42に陰性となり戻りが発生しています。USD/JPYに比べ2分ほど遅れが発生しています。
また、9:40には、上昇トレンドの終わりを伺わせる上下のひげが現れています。
 

EUR/JPYよりUSD/JPYの方が取引は活発なので、USD/JPYの先行して反応していると思われます。
相場全体で円安傾向であるならば、USD/JPY、EUR/JPYを合わせて考えることで、だましを回避できるかもしれません。