アメリカの雇用統計(非農業部門雇用者数と失業率)





アメリカの雇用統計(非農業部門雇用者数と失業率)とは


毎月第一金曜日に発表される、アメリカの雇用状況を示す指標です。アメリカは、雇用の流動性が高く、不景気になると解雇者が多くなります。逆に景気が良くなると雇用が増えます。非農業部門雇用者数の増減を見ることで、景気動向を予測できます。
発表前は値動きが小さくなり(ボラリティが低い)、発表直後は入り乱れるように値動きが激しく(ボラリティが高い)なります。

日本時間では、下記時間に発表されます。

  • 夏時間:21:30~
  • 冬時間:22:30~

トレーダーの傾向


アメリカの雇用統計に関わらず重大な指標発表直後は、入り乱れるように値動きが大きくなりチャート分析が難しいこともあり、取引をしないトレーダーも多い様ですが、大きな値動きを狙ったスキャルピング手法でのトレーダーもいます。

雇用統計を利用したトレードの注意点


短期時間に急激な値動きをすると、リターンで戻ってくることが多いのでリバウンドでの逆張り狙いのトレードもありますが、期待度の大きい指標発表が立て続いている場合、リターンで戻ってこないケースもあります。
下記は、雇用統計の1時間半後にはISM非製造業景気指数の発表が控えており、ISM非製造業景気指数の発表が予想以上に悪かった際のチャートです。

ビギナーズラックと痛い思いで


FXを始めたころ指標発表の影響の大きさを知らず、ギャンブル的な予想でポジションを持ったところ大勝ちして、資産を1.5倍に増やしました。その後、指標発表時間帯を知らず、無意識にトレードをしていたところ、入り乱れる値動きについていけずに、強制ロスカットとなり、資産を半分以下に減らしました。瞬時の判断が求められますので、自身のない方は、取引をしない方が良いです。

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